「めんどくさい」がなくなる本/鶴田豊和
「めんどくさい」が発生するメカニズム
やらなきゃと思う
↓
いろいろと考えてしまう
↓
めんどくさいと感じる
「行動するのが、めんどくさい」をなくす4つの方法
1.やらなきゃいけないことを減らす
好きではないこと、やりたくないこと、得意ではないことを手放す
2.やらなきゃと思わないようになる
やらなきゃ→やりたい、やってもいいと思えるものに変える
3.やらなきゃと思っても、いろいろと考えない
どうしてもやらなきゃいけないことについては、
それに関するいろいろなことを考えない
4.工夫して、とにかく行動する
いろいろ考えてしまう前に、まず行動してみる
「1.やらなきゃいけないことを減らす」3つのステップ
1.めんどくさいと思ったことを紙に書く
2.「自分は本当にこれをする必要があるのだろうか」と自分に質問する
世間がどうか、他人がどうか、成功者がどうかは関係ない
世間体や損得ではなく、自分が幸せになるためにはどうしたらいいのか
頭ではなくハートに聴く
「自分本当にこれをする必要があるのか」と迷ったら・・・
尊敬する人が「必要ある」または「ない」と言っているところを想像する
そのとき自分はどう感じるか
いやな気持がしないほう、気分が良いと感じるほうを選ぶ
損得ではなく直観で選ぶ
3.「自分はやらない」という選択をする
自分の代わりに、人にお願いする、機械にやってもらうなどする
自分がやらなくてもいいことは、やらないという選択をする
「2.やらなきゃと思わないようになる」2つのステップ
1.自由な心を取り戻す
生活の中に「やらなきゃいけないこと」は存在しない
「~しなきゃ」というのは、すべて自分が作り出した幻想
その思い込みを手放し自由な心を取り戻す
しなきゃいけない仕事→したい仕事に変えるのも自由
2.やらなきゃの2つの置き換え
「やらなきゃ」→「する必要はない」に置き換え、その理由を挙げる
「やらなきゃ」→「やりたい」に置き換え、その理由を挙げる
めんどくさいを引き起こす5つの原因
1.「考えることはいいことだ」という思い込み
95%は前日または前々日と同じことを考え、80%はネガティブな考え
ネガティブなことのほうが記憶に残りやすい
考えすぎる人ほどめんどくさいが湧き出る
「なんとなくの思考」と「意識的な思考」を区別する
考えをまとめたり、思考を深める意識的な思考は必要
あれをやり忘れた、今日はついてない、などは不必要=不毛な思考
★不毛な思考でエネルギーを消費してしまわないようにする
★建設的な思考に、たっぷりエネルギーをつかえるようにする
★行動力が低い人は、ほとんどの場合、事前に考えすぎる傾向がある
★行動力がある人は、あまり考えずにとりあえず動きながら体で覚えていく
■考えない力の鍛え方
「ネーミング・ウォーク」
歩きながら、ふと目にしたものに1つの単語で名前を付ける
例)電柱を見たら、「電柱」「タワー」「ぽぺ」など意味のない単語でも可
★意識的に脳を空っぽにして休ませることが大事
2.効率的にやろうとする
効率的にやりたい
↓
行動する前になるべく多くの情報を集めようとする
↓
集めた情報のせいでかえって混乱して行動できなくなってしまう
★やり方で悩んで何もしないくらいなら、とりあえずやってみる
効率性より継続性を重視する
できるだけ簡単なことから始める
最も効果的な見切り発車のススメ
効率的にやろうとすることが実は非効率的である
見切り発車が結果的に最も効率がいい
ある程度の効率的なやり方が見つかったら、まずは始めること
3.最初から良い結果を出そうとする
最初は質よりスピードを重視する
やった結果を振り返り、改善点を見つけ、徐々に質を上げていく
4.「選択肢は多いほうがいい」という思い込み
選択肢が多いと行動がしづらくなる
行動する前に集めたほうがいい情報
⇒今すぐ行動につながりそうな情報
集めてはいけない情報
⇒今すぐは行動しないことはわかっているけれど将来役に立つかもしれない
テレビのニュースはネガティブな情報が多い
ネガティブな情報に接すれば接するほど、ネガティブな考えや感情が生じやすくなる
5.できないのは自分の意志が弱いからという考え
途中で歩みを止めたり、横道にそれたり、後退するのは当たり前
あきらめずに続けることが大事
行動するのがめんどくさいをなくす10の工夫
1.初期状態維持の法則
行動のための初期状態を前もって準備しておく
2.小さく始める
毎日少しずつ目標を大きくする
3.望む結果を明確に思い描き信じることで「うまくいかないかも」という考えを減らす
自分が何を感じたいのか、どういう体験をしたいのかを明確にする
4.アクションリストにすでにやったことを入れる
当たり前のことをアクションリストに入れることで、最初の一歩を踏み出す
5.人の助けを借りる。人を巻き込む
自分ひとりではめんどくさいことも人と一緒ならできる
自分がやりたくないことは人にお願いしてやってもらう
6.自信を取り戻させてくれるものをまわりに置く
自分を幸せにしてくれる、自信を取り戻させてくれるものをすぐ見られる所に置く
7.好きなことと関連付ける
掃除がめんどくさいなら、掃除グッズを好きなキャラに替えてみる
8.客観的な視点で実際にやることを書き出す
頭で考えるよりも、紙に書き出して整理する
9.考えをすべて紙に書き出す
何も思いつかないなら、「何も思いつかない」と書き出す
10.どうやって楽しみながらやるかを考える
どう楽しみながらやるか、どうやったら楽しめるかを考える